「イスラミックステートなんかと比べると中国の領土拡大行動なんてすんごくかあいいやり方だわよね」
「そうね、でもでも、かつてのあたしたちや欧米諸国の領土拡大行動なんかと比べちゃうとイスラミックステートの行動だってぜんぜんかわいいわ」
「そっか、そうよね、今の時代、小規模なテロは起こせても戦争まではできないものなのよね、領土の棲み分けってもう完了しちゃっているのかしらん」
「あたしたちはまだまだやるわよ、北はもうすぐだし、もちろん南だって奪い返してその先もまだまだやるわよ」
「大昔のやり方だと、負けたんだからって諦めるんだけど、しつこく交渉しているわよね、えらいわあたしたち」
「交渉というか、金の力とあたしたち独特の妙なおもてなしなのよ、そうよいつの間にかあの無条件降伏の契約は簡単に完全に反故されちゃったみたいだわよね」
「あたしたちはおもてなしでやるのね、あんなおっきい島を作らずに、ミサイルという名のロケットなんかも作らずにおもてなしでやるのね」
「なんかあたしたちアングラね」
「おもてなし・・・」
『表が無いのね、裏だけなのね、あたしたちって』
「そうゆうことよ」
「姿勢制御技術大国の北朝鮮が先に宇宙を開拓しようが、アメリカがしようが、ロシアがしようが、裏だけの表無しの力だけで宇宙にも領土を拡大するわよ、あたしたちは」
「裏交渉の力凄いわよね、日本の最初の宇宙飛行士はぐずぐずしてたアメリカを蹴って、ソビエトのロケットだったし、今現在最後の宇宙飛行士もソビエトのロケットで宇宙に行ってるわ、ええ、アメリカじゃなくってよ、次は北朝鮮か中国の宇宙船に乗り込むはずだわよ」
「そうね、絶対そうに決まってるわ、おもてなしの精神でね」
「あたしたちって、かわいくないわね」
「かあいくないわ」