「体操、たいそう強いな」
「その言い方やめてくれる?それ、旧体操って名称になったから」
「…、まじ」
「まじ」
「それから今度日本でオリンピックやる特例で、体操の種類増やして良いって事になったから」
「またお金積んだの?」
「おっかねえこと言うな」
「で、なに?新新体操?」
「ばか、日本特有で誇れる体操と言えば、ラジオ体操だろが」
「…、まじ」
「まじ」
「結構規定どうりにラジオ体操するのって難しいんだぞ」
「確かに、ばかにできないよ、ラジオ体操は奥がほんとに深い、きれいなおねいさんがきれいに舞うとほんと凄いもんな」
「だろ、で、音も凝るそうだ、最近のノイズの無いデジタルなのはNGで、本格的なラジオ音にするそうだ」
「楽しみになったきたな」
「だろ」
「お家芸でダントツだと思ったら…」
「電波は戦前から全世界に届いていたんだな、いや…」
「う、うん高性能の宇宙電波望遠鏡を有している宇宙人には、宇宙で放送開始当初から愛されていたようだ…」
「今回から宇宙人も参加可能になったからな、容姿ではかわないし、運動能力も抜群に高かったからな、ラジオのノイズに敏感にシンクロさせたのが高評価だ」
「金銀銅独占されてしまった」
「正確には金山も銀山も地球もだろ…」
「…」