ss1582 ロボットなんだからな
「動植物の体も全自動ロボットになった」
「そうだな、我々が居る限り、他生物の絶滅は避けられない」
「できるだけ元の動植物を再現した。生殖すらも擬似的ではあるが、自動で行われ、子孫を維持して行けるようにした」
「ナノテクノロジーの飛躍的技術革新で、細菌やウイルスまで全自動ロボット化する事ができた」
「完璧だな、オリジナルの動植物、細菌ウイルスの全てが全自動ロボット化され、自動で生殖が行われ、ロボット化されたものではあるが、擬似的なものではあるが、子孫を繋いで行けるようになった」
「そして、自動進化機能も付けた」
「おいおい、大丈夫かそんなもの付けて、我々に似たロボット生物が進化して誕生したりしないか?」
「そんな偶然はないだろう、まあとりあえず、この星に今まで作った全自動ロボットたちを展開させよう」
「地球≠ニいう星だな、我々に似たロボット生物が誕生して、他のロボット生物を絶滅させだしたら…」
「その時は…、駆除に向かうさ、スイッチ一つで停止、解体までできる」
「我々に容姿も似たやつらかも知れないんだぞ」
「躊躇していると、どんどん他の全自動ロボットたちが破壊されてしまう…、似ていたとしても情けは無用だ、ロボットなんだからな」