ss1560 みなしねハッチ
「人間の撒いたこのスーパーな農薬で、人間の生活に貴重なミツバチたちが死んでんのね」
「この農薬、守るべき農作物の細胞の奥まで浸透するそうじゃない、それを食べる人間は大丈夫なの?」
「そうよね、ほんとうはやばいのかもよ」
「ミツバチはこの農薬ですぐに死ぬ訳ではなくて、時間をかけて死んで逝くのね」
「そうみたいね、じゃ、あたしたち人間は、その農薬で作った農作物を食べて、もっともっと時間をかけて死ぬのかしら?」
「そうかもしれないわ、その農薬が原因かも判らないくらい年月が経ってから死ぬのかも知れないわ、でもその農薬での可能性が非常に高いんだわ」

「地球を植民地化した宇宙人、地球人を肉体労働の奴隷にしたけど、幸いな事に草食の宇宙人だったから、地球人を肉として食べないわ」
「あたしたち地球人は、中世時代のドイツ人みたいに徹底して植物を食べない様にして、完全な肉食獣になりましょうね」
「この問題の農薬で作った、細胞にまで浸透している穀物や野菜を、あたしたちが作って宇宙人に謙譲しているのよね」
「ええ、宇宙人とは言葉が通じないから、この農薬の害についても伝わってないわよ」
「しめしめ」
「しめしめ」
「死ね死ね」
「死ね死ね」