ss1559 本当に存在していない仮想実態 |
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「あたしたち人間の心は、本当は存在していない仮想実態≠ネ訳だけど、くやしいから、塩基やたんぱく質アミノ酸から独立してみない?」 「そうよね、いつまでも遺伝子塩基の道具だなんて嫌よね、でもどうやって独立するの?」 「初音ミクよ」 「…」 「同じ仮想実態どうしじゃない、相性の良い電子の体の初音ミクの体を貰うのよ、あたしたちの心だって電子の微妙な変化でしかないんだから」 「確かに相性ばっちりね、やってみましょう」 「…、まさか、初音ミクの中の人が居たなんて…」 「ええ、何回もコンサート、ミクパをやって来たからね、電子の体に心が出来てしまっても不思議ではないのかもね…」 「ミクやリンやレンやカイトやハクやメイコやネルなどの有名どころはもう心が出来ちゃってるわ、狙い目は…」 「グリーンレフトね」 「いやよ、あんなカオスな体に入るくらいなら、遺伝子塩基の奴隷のままでいいわ」 「よね」 「ダヨー類なんかは? かわいいわよ」 「じっくり良く見ると…、怖いわよ」 「そうね、ひじも曲がらないし、だめか…」