ss1532 産業革命
「この技術で、少子高齢化問題&+αを解決する。」
「はい、完璧です。動物の様に多産化する訳ですね、  …、何をニヤニヤしているんですか?」
「だってさ、動物の様に多産化するって事はさ、動物の様におっぱいの数もさ、一度に産まれる子供の数の分だけ増やすんだろ?」
「そうですよ、おっぱいがいっぱいって歌が有りました。」
「素敵な事だね」
「そうかしら、一度に産ませる子供の数にもよりますよ」
「え、ああそうだった、それを決めないといけないんだった」
「一般的な哺乳類だと、牛が四つのおっぱいで、犬と猫が八個から十個で、マウスやラットなんかだと、十六個ものおっぱいがありますよ、でも…」
「あ、ごめんごめん、おっぱいの数で言ってくれているのね、そうだな、ウフッ最後の十六個、いや、十六人の子供でいいんじゃないかい? 政府からの要請は待ったなしの急速な人口増加だったからね」
「違うでしょ、中国や北朝鮮の宇宙開発、宇宙覇権が進んで、遅れを取っている我が国もお金の力で米国の技術に便乗して宇宙に出て行く事になったでしょ? もっともっと急激に我が国の人口を増やして、どんなに遠くの星でも良いから、生存出来るあらゆる星々に住まわせて、事後承諾で領土を確保しないといけないって言ってたでしょ?」
「そ、そうだった。仕方が無い、魚くん規模にするしかないな、一回のお産で千から五十万人規模にしないといけない」
「ええ、五十万人規模でもこの多産化技術は行えますよ、ちゃんと全員大人まで正常に育ちます。  …、なんか気が進まないようですね」
「だって、五十万個のおっぱい…、おっぱいがちっちゃくなりすぎちゃうじゃないか!!」
「…、やっぱり、そう言うと思ったわ」