「暴力なしにスポーツを教えるなんて事が出来るのか?」
「そうだよな、お遊戯じゃないんだから、幼児や老人のリクリエーションじゃないんだからな」
「校長からは勿論だが、学生にスポーツをやらせている親のほとんどが、厳しくしつけてくれ、暴力も積極的にやってくれ、俺等の時代はそうだったって言ってくれてるのにな」
「いけめんだな」
「くやしいな、うちは今では珍しい女子高だが、部員全員を暴力を平然とやっている部活に捕られてしまった」
「校長、親、公認だ。」
「しかし、人間離れした、いけめん顧問教師だな」
「うん、いけめんすぎる。なんか作られたもののようだ」
「妊娠で退学!?」
「あのいけめん顧問教師の部だ、一人じゃない…、全員だと!? 校長も親もなんでもっと騒がないんだ?」
「地位協定だ」
「…、そっか、納得だ。裁判で勝てる訳が無い」
「宇宙戦争で勝った宇宙人が、進駐軍として進駐しだしたという事だな」
「暴力ではなく、棒力°ウ師だったという事か、円滑に事を進められる、いけめんの顔だけじゃなく、自分の精子までも地球人用に互換操作していたとは…」
「暴力的な支配じゃなくてよかったな」
「あ、ああそうだな」