ss1479 森はミニカーでいっぱいだ
「カブトムシにクワガタムシ、かっけーな」
「うん、殻が固いからロボットの様でかっけーよ」
「って、子供の頃話てたよな」
「うん、俺たち二人ともロボット工学で第一人者になった。完璧な二足歩行ロボットは勿論、人工知能で精神ケアするロボットまで世に出している」
「そろそろ夢を実現させるか」
「うん、ロボットと言えば合体と変形だ!」
「おう!!」
「俺たちは昆虫の観察で色んなロボットを作って来た。工学だけじゃなく、昆虫の設計図である遺伝子も徹底的に調べて来た」
「そうだ、生物である昆虫もロボットの様に自由に構築し直す事が出来る様になった、さあ作るぞ!」

「カブトムシもクワガタムシも生体でありながらトランスフォームしてトラックやスポーツカーに変形出来る様になったぞ」
「合体も成功だ!!」
「オスメス合体性交!?」
「ばかやろう! 童心に戻れ」
「ごめんごめん、あっ、逃げた!」

「やばいな、本当に自然界で合体性交しているよ、合体系昆虫も、変形系昆虫も…、合体して巨大ロボットに…、なってねえし」
「トランスフォーム! 森はミニカーでいっぱいだ」