ss1477 脳天気予報
「精神分析の世界も随分進歩したもんだな」
「そうね、大昔の変体野朗たち、ユングとかフロイトの異常な精神分析に縛られていた時代は終わったわ」
「遂に精神を容易に操作出来る様になった」
「そうね、遺伝子を徹底的に調べて、遺伝子起因の性格を完璧に把握出来る様になったのが、最大の勝因だわ、それを元に環境≠整えるだけで、人民全ての精神を操作出来る様になったわ」
「スーパーコンピューターのセカイヤや京で、心≠計算し尽し、我が党の言いなりに、人民を無理無く、支配出来る様になった。」
「書記長も例外ではないのね」
「う、うん。そうなんだ、もちろん操作はしないけど、精神予報はスーパーコンピューターで完璧に天気予報と同程度に出来る様になっている」
「書記長、また今日も馬鹿な事言ってるわ、プッツンプリンが食べたいとかなんとか、レディー・ガガーリンを呼んで来いとかなんとか」
「しっ…」
「書記長の脳天気予報でちょっとは心構えが出来るわね」
「そういう事だ」