「本能の事を教えて下さい。」
「ほんとうのことですね?」
「ええ」
「昔の人はこんな事して子供を作っていたんですよ」
「プロレスというスポーツですね、知ってますネットで調べました」
「違います。まあどうでも良いのですが、無駄な行為で子孫を残していたようです」
「で?」
「今は人工授精、人工子宮で子孫を増やして維持してます」
「あたりまえです」
「どうやら遺伝子は、本能を満足させたい様なのです」
「う、うーん?」
「基本的な食べるという行為も、昔はお腹が減るとかの現象があって、食事という行為をしていたのよ」
「う、うーん?」
「つまりね、遺伝子はね、ストレスを感じてるの、根本部分を管理されちゃたからね、あんたで、臨床実験してみるわ」
「なんか、なんか、なんか…、なんか気持ち良いわ、興奮するわ!」
「人工授精、人工子宮工場の整然とオートメーション化したロボットの作業をこっそりビデオで撮ったの、AVとか言うやつよ、エロイでしょ」
「うおおおお、もう、もう、もう、たまんないわ」
「これは?」
「お腹が減ったってこんな感じなのね! おいしそうってこんな感じなのね!」
「栄養カプセルのプロモーションビデオよ、海外ロケやCGでお金をかけたわ」
「ぎゃー、早く飲みたーい!!」