ss1436 順位
「島国日本は、なんでもかんでも順位を付けたがるわよね」
「そうね、異常なくらいにね、感性の違いを無視して歌謡曲に順位を付けてみたり、あらゆる商品はもちろん、アイドルの総選挙まで作って順位を決めたがるわ、個々の人間に順位よ、星マークを何個かかわゆく付けるとかじゃなくってね」
「失礼なのは、地球に来ている宇宙人たちに順位を決めているという事よ」
「そうね、外見の順位から、科学力の順位から、地球への影響力の順位とか…、数えたらきりがないくらい多くの順位を計算しているわ」
「失礼にもほどがあるわ、どうしてそうまでしないと納得できないのかしら、どうしてそうまでしないと落ち着かないのかしら」
「一番気にしているのはやっぱり、宇宙人の中での地球人の位置、順位だわね」
「奇妙な形態での一位に輝いてるじゃない!」
「…、地球人は宇宙人としては特殊なのね」
「それから、むかつく宇宙人ランクでも一位だわ」
「…、行儀作法が宇宙のあたりまえからかけはなれているのかしらね」
「やっぱり、順位を気にする日本人がいる星という事で、失礼な星でも一位になっているわ、知りたくなかった事ばっかり…」
「一位が多いわね」
「よかったわね」