「文明の利器は人間の体の延長線上にある」
「そうだわね、自動車や飛行機もかけはなれている様に思えるかも知れないけれど、具体的な脳の創造の具現だわ、操作可能なんですもの」
「宇宙船だって操作可能だけれども、他の宇宙人の宇宙船、UFOはどうかしら?」
「そうね、難しいところだわ、その宇宙人がどの様な進化の過程を経て来たかによるわ」
「脳の、ものの考え方が違うものね」
「そこで文明の利器どうしを繋げる変換アタッチメントの登場ね、これを通せば人間の脳でも、他の宇宙人の宇宙船はもちろん、その星のあらゆる文明の利器を操作できるようになるわ」
「しっかしいろんな宇宙人が居るのに、よくこの万能変換アタッチメントが作れたわね」
「宇宙でも長老株の宇宙人の製品だって聞いたわ」
「まあ、なるほど、ところで、人間以外の生物にもこの万能変換アタッチメントが有効になるんじゃない?」
「そうね、試してみましょう」
「猿に地球の文明の利器を使わせたら…」
「やばいわね、やっぱり人間に恨みを持っていたのね、戦争物資を手に入れて、自由に使いだしたわよ」
「人間より動物的感覚が多く残っていたから、じょうずに使いこなしているわ」
「地球は猿の惑星になるのね」