ss1414 認識と記憶
「脳の機能によってこの世は認識されるわ」
「そうね、この地球に生きているという設定は、もしかしたら私達がかってに設定しているのかも知れないわね」
「体なんてほんとうは元々無いのかも知れないしね」
「という事は、私達の脳は誰が管理しているのかしら」
「それはやっぱりこういう状況の脳を管理しているという設定の脳が管理しているんじゃない?」
「じゃ私達はその脳の中の設定の設定なだけで、ほんとうは生きた存在じゃないって事?」
「違うわよ、生きるって事は認識と記憶という事だから、私達はそのひとつ上の脳の中でほんとうに生きているのよ」
「その上もそのまた上の脳も有りそうね」
「大元の脳が死んだらどれだけの人が一緒に死ぬのかしら」
「ひとつ上の脳に飽きられて、地球が認識されなくなっただけでも70億人の人が死ぬわけだから、想像もつかないわ」
「その大元の脳を私達が管理できないものかしら」
「大元も同じような認識と記憶だけのものなら、実体の無い設定脳ならループできるかもね」