ss1400 新型パソコン |
---|
「新しいパソコン買ったのね」 「うん、良いだろうタッチパネル形式のやつだ」 「まあ凄い、専用メガネ無しに四次元映像が見れるのね」 「うん、でもぼくらの世界の四次元に擬似的に見せる技術だから、実際には中の物は単純な三次元の世界だよ」 「それは当たり前じゃない。でもよく出来ているわね、まるで生きているみたい」 「ああ、これ? 地球というプログラムソフトだよ、作った人天才だよなあ、ぼくらにそっくりな人間という物を、パソコンの三次元の薄っぺらな世界に作ってしまっている」 「ちょっとあんた、新機能のタッチパネルの触り方がいやらしいわよ」 「あっ…」 「あっじゃないわよ、萌え萌え美少女? あのね、そんな事するのに新しいパソコン買ったの? この子透明人間に触られた様に驚いてるわよ」 「ほら、ジャーニーズって言うんだ」 「ま、まあ触らせて触らせて!!」 「ちょっちょっと、悲鳴を上げているじゃないか」 「すごいすごい!! 触った感触までリアルじゃない」 「あっ、ぼくのパソコン持ってかないで〜」