「進化の頂点とされるB型の血液の人って…」
「小学校の授業で外で風景の絵を描く時、風景を見ずに描くだろ」
「信じられない、対象となる風景に背中を向けて描いてる子も居るじゃない」
「しかも奇抜でシンボリックな絵を描くだろ、頭の良い子はそういう傾向があるんだ、その絵をへたくそだと思う事はこれからの高度な科学時代にはナンセンスだ」
「あら、隣の子… 小学校の時は重度の発達障害の子も一緒に小学校に行っているのね、まあなんて絵がうまいのかしら」
「絵を前頭葉を使って描かないから、見たままを写しているだけだからうまいんだよ、風景画家にはけっこう発達障害の人が居るのがその証拠だ」
「頭の良い子って前頭葉をフルに使って物事をシンボル化してどんなに難しい事でも容易に解決していくという事なのかしら」
「そうだよ、絵文字文化の東洋より、単純で洗練されたアルファベットの西洋の方が高度な文明文化を築いた事でも判るだろう? 無駄を省いて右脳や前頭葉を最大限に発現させる事が重要なんだ」
「イメージする事が、シンボル化する事がそんなに大切な事だったなんて…」
「あの、だからって人間のオスを♂な形に変形させなくても…」
「まったくよあたしも♀こんなんになっちゃったわ」
「形から入らないといけないっていうのは判るけど…」