ss1367 援助物資
「一年か…」
「なかなか復興が進まないな」
「うん、千年に一度と言われる程の事だったからな」
「でも、この一年で復興技術も飛躍的に進化した。人間が入り込めない所で人間のような複雑な作業ができる、日本特有の優れたロボット技術はどうしたんだと言われていたが、急速に進化して人間と見紛う程のアンドロイドを作れるまでになった」
「…、しかしそのアンドロイドが人間に代わってそこに住む事になるとはな」
「アンドロイドにとって放射能は関係ないからな、アンドロイドの記憶チップにそこに住んでいた人たちの記憶が書き込まれる事になった」
「と、言うことは電気供給以外、援助物資の供給はストップ、終了という事だな」
「それが…」
「なんだこのアンドロイドたちは!!」
「援助物資だよ、傷ついた心を取り戻すために絶対に必要なのだそうだ」
「…、美男美女のアンドロイドだな、戦国バサラにメイドタイプに…、幼女型も!?」
「腐女子やおっさんたちから強い要望があったようだ」
「援助交際用のアンドロイドか…」