「高度な人造人間、ロボットもリモコンで動かせるようになったのね」
「そうね、しかも相手が高度だから操作するリモコンも複雑になりすぎるから、あたしたちの脳波で動かせるようにしたわ」
「すごいわね、つまりテレパシーで相手を操作してるって感じよね」
「絶対裏切らない、浮気しない彼氏を作り上げる事ができるのね、あっあの人造人間かっこいいわ」
「ゼウスね、彼は人気者であたしたちみんなのテレパシーを交互に受けて、浮気しまくりよ」
「…、なるほど、彼に浮気心が無くても、複数のテレパシーでコントロールされてしまい、浮気者になってしまうのね」
「それが…」
「何?」
「人造人間も高度になりすぎて、なんだかあたしたちの方がテレパシーでコントロールされているんじゃないかって噂がたっているのよ」
「えっ、まさか…」
「彼ら神というカテゴリーの人造人間は、かってにあたしたち人間を作ったというストーリーを作りはじめているわ、それを既成事実に摩り替えてあたしたちより上の存在になろうとしているようなのよ」
「まあ、生意気ね」
「既にもう神にリモコンでコントロールされて、神に捧げものまでする人間も居るようよ」
「でも…、そういうあたしたち人間も…」
「どっちが先だったのかしら? って?」