「ショータイム!」
「まあ綺麗!」
「なんだおしっこタイムじゃないのか」
「今日のコーデはこーでなきゃね」
「しかしすごい時代になったわね、パーティーの内容や雰囲気に合わせて、お色直し毎になんでもトッピングできるようになったなんてね、女性にとっては天国だわ」
「そうですわね、衣装はもちろん、アクセサリーも付け毛ももちろんだけど、なりより…」
「そう、人体パーツを付け替えられる様になったわ。人間はお腹をコアに何でも付け替えられる様に改造されたのよね、手も足も爆乳も綺麗な顔も自由に選べるのよ、脳はお腹に移植したから頭丸ごと取り替えられるわ、イケメンの男にだってなれるしちんちんだって付けられるわ」
「もともとは宇宙で働く人達のために発達した技術なのよね、船外活動用の複数の手を持つ体に簡単に変身したり、コンパクトに折りたたまれて目的の星までコールドスリープしたりとかのためにね、その技術があたしたちセレブの生活にも導入されたって事よね」
「って、あなた誰でございましたでしょうか?」
「まあお美しい、あなたこそ誰でございます?」
「お腹に彫った紋章を見れば判りますですわよね」
「あ、その紋章わっっっ! あなた小学生のくせにこんなパーティーに出て!」
「あっ曾婆ちゃんだったの! そっちこそいくらなんでも歳相応の人体パーツにしてよっ!!!」