「最近細菌の力が注目されはじめているんだな」
「そうよ、石油を作ってくれるみどりむしユーグレナの中の細菌をはじめ、セルロースを分解してくれるシロアリの中の細菌、それから植物の中に入り込み丈夫にして農薬の代わりをしてくれる細菌も居て、簡単に無農薬野菜を作れるようになって来たわ」
「ああ、エンドファイトだな」
「人間にも消化を助けてくれる腸内細菌などいろいろいっぱい共生してくれていて意識してなくてもお世話になっているわよ」
「そうだな、もちろん悪い細菌も居るけど細菌パワーはこんなに小さいのに絶大だ」
「完成したのね」
「うん、人間に共生して人間の意志どおりに変化して働いてくれる万能細菌だ」
「硬いわ」
「うん、ぼくの体を超合金なみの硬さにしてみた」
「まあ、軟ちんだったちんちんも…、これでエッチ出来るわね」
「…」
「まあ、凄いわね、うふふ逆切れ? 今度は逆に骨の無い軟体動物みたいになっちゃったわ、狭いところへも入り込めるのね」
「ほら」
「凄いわ、タコみたいに周りの色や形に変えられるのね、まあ透明にも!」
「ほら、こんなことも」
「まあ、体の余った脂肪を食料に変えて無理なく取り出してくれるのね、メタボなあなたに最適ね」
「うん、食べる? 僕の脂肪から作った豚汁おいしいよ」
「嫌よ」
「…」