「今はローマ帝国が徐々に力を落としていって崩壊した時に似ているな」
「そうね、アメリカが借金大国になって、日本を守ってくれなくなって箍が外れたソ連に北海道まで奪われてしまったわ、アメリカとの冷戦で負けてたくせに、まあもともと日本は半分に分割させる筈だったからそれよりは良いけど…」
「うん、それから韓国・北朝鮮・中国に沖縄まで獲られてしまった」
「日本国内の紛争も始まったわね、北海道を追われたアイヌが本土は元々我等の土地とか言って猟犬を嗾けて来たわ」
「うん、それから沖縄を追われた琉球人も本土は元々我等の土地とか言ってシーサーを嗾けて来た」
「どうなってしまうのかしらね、この国は…」
「宇宙からも…」
「そうね、その昔宇宙に追いやられた純血縄文人が宇宙で力をつけて弥生系や縄文とのハーフのあたしたちを殲滅しようとしているわ」
「それで君は亀甲縛りされてしまったんだね、セクシーで良いけど」
「ばか、早く解いてよ」
「今こそ日本は軍事大国に戻るべきだ!」
「ばか、遅いわよ、奴隷としてしか生きる道はもう無いのよ、かつて韓国・北朝鮮・中国に対してあたしたちがやっていたようにね」
「アイヌ人と琉球人がソ連・韓国・北朝鮮・中国と連合を結ぶという話だ」
「遂にあたしたち断末魔ね、奴隷は嫌だから猟犬かシーサーに改造してもらいましょうよ」
「大変だ! その連合よりも宇宙で進化した純血縄文人の勢力のほうが上がって来た」
「仕方ないわね、亀甲縛り? 縛られてあげるわよ」
「わ〜い、ぼくはその縄に改造してくれるんだってよ」
「ばか」