「デンマークの人はお尻に印しを付けるの?」
「そうだよ、だからデンマーク人と言うんだ。」
「ひたいに肉っていう印しの人も居るね」
「それは宇宙人に食用と認定された人たちだ。」
「ふ〜ん、ふつうの地球人よりおいしいの?」
「そうだよ、おまえにも付いているじゃないか、子供や若い女の子の殆どに付いているよ、やわらかくておいしいんだろうね」
「やだ、あたし食べられちゃうの?」
「そうだよ、ぼくのひたいには肥料の肥の印しが付いている。ぼくよりずっと良いじゃないか」
「いやよ、煮たり焼いたり生き作りにされたりしちゃうなんて…」
「そうだな、生きたまま切り身にされるのは痛いよな、肉の印しをなんとか別のものにする必要があるな」
「あら、簡単に取れるじゃない。なんだシールじゃない。」
「人数が多すぎて焼印が間に合わなかったんだろう。チャンスだ。焼印される前に別のマークを先に焼印してしまうんだ」
「あたし宇宙人にも愛される愛の字が良いわ」
「よし、まかせとけ」
「熱くて痛かったけど、これで愛されるようになるのね」
「いや、まずい。脅しや体当たりで宇宙を支配した、宇宙に出て進化した中国系の宇宙人は失脚し、再びアメリカ系の宇宙人が宇宙を支配したようだ」
「漢字は読めないのね」