ss1260 無敵戦士
「無敵戦士軍団の誕生だ!」
「将軍、これで我が国は勝てますね」
「うむ、恐れを知らぬ無敵戦士たちだ、世界征服も夢ではないだろう」
「むですね」
「夢だ。」
「戦士を夢遊状態にして英雄にして戦わせるのだ」
「恐れを知らない筈ですね将軍」
「うむ、夢的戦士だからな」

「将軍大変です。敵国も我が国の夢的戦士の技術をスパイして無敵戦士軍団を送り込んで来ました!!」
「そうか… そんな事もあろうかと、悪夢光線も極秘に開発していたのだ。それっ!」
「おお、すごいすごいみるみる敵国の戦士、英雄気取りから悪夢に苦しみだしました」
「うむ、今のうちに我が国の夢的戦士を進軍させるのだ」

「将軍、大勝利です。」
「うむ」
「でもみんな英雄としてむちゃして戦ったので、心はともかく体はぼろぼろです」
「何を言っているんだ、逆だ。今回は英雄の夢と悪夢とで戦ったのだ。夢の精神波どうしの戦いだった。体に影響はない筈だ」
「将軍」
「ほんとうだ。夢が現象化したのか…!?」
「このままでは我が国の戦士は戦死してしまいます」
「助ける方法は無い。せめて眠るように安楽死させてやろう」