ss1242 アニマルプリント
「アニマルプリントってやつね」
「そうよ、地球には昔こういう生物が居たのよ、そして今あたしが全裸になって肌にじかに専用三次元プリントマシーンに入ってボディープリントしたのがヒョウという猫科の動物よ、主に大阪のマダムの中でよく利用されていたアニマルプリントなのよ」
「まあ大人ぶっちゃって、でも素適ね、なんか見てるだけで野生の血が踊り出しそうだわ」
「最近のアニマルプリントは凄いのよ、絶滅した動物の遺伝子エキスが含まれているの。だからこうやって全身にボディープリントしてしばらくしていると、身も心もプリントした動物になりきる事が可能なのよ」
「なに? あたしにもアニマルプリントしてくれるの?」
「ええ、あたしがヒョウになりきる前にあなたにはこのウサギのアニマルプリントをしてあげるわ、さあすっぽんぽんになって専用三次元プリントマシーンに入って」
「まあ、うれしい。ウサギってかわいい動物だったのね、どうしてあたしに?」
「売り場の人がヒョウ柄を買う時に勧めてくれたのよ、かならずおともだちにはウサギのプリントをしてあげなさいって。なにか良い事があるようよ、お互い身も心もプリントした動物になりきった時にね、こうやってウサギのほうのプリントをちょっとだけ遅らせるのがポイントらしいわ」