「ゴミ処理場でのゴミの爆発事故が後を絶たない。」
「うむ、子供でも作れる空き缶水素爆弾は勿論、最近はテポドンやノドンも裏ネットでキッド購入が可能で、簡単に町工場程度の規模で組み立てられてしまって、ちょっとでも精度が不安に仕上がったものはみんなごみ収集車が来た時にささっと放り込むからな」
「そうだな、でもその程度ならまだ良いよ、わしら農家が片手間にではあるが国から委託されて作っている宇宙花火…、作りすぎて古くなって放射能漏れし出したってんで、民間の放射能処理業者に太陽に廃棄して来る様に頼んだ原爆花火や水爆花火まで…、やつら放射能処理業者も隙を見てごみ収集車にささっと放り込むだけで、ちゃんと処理しましたって嘘ぶっこいてやがる。ちゃんと莫大なロケット代を含む放射能処理料金を払ったのにな、悪質業者めが!」
「うむ、ほんとに酷い時代になったものだ。まあ犬猫の葬儀屋が埋葬しましたって嘘ぬかして山林に捨てるよりは遥かにましだが…」
「そうだな、あれは絶対に絶対に絶対に許せんな、言語道断だ!!!」
「しかしこれではゴミ処理場の人間の命が幾つ有っても足りないぞ、いくらパワードスーツを着て強力な素粒子の動力で動いてビームサーベルでゴミを粉砕処理しているとはいえ、あまりにも劣悪な環境だ」
「粗大ゴミの料金はもう上げられないぞ、国民の生活を圧迫するまでに高額になっているからな」
「うむ、どうしたものか…」
「『超人』になってもらうしかあるまい。ゴミ処理場でゴミの爆発事故が起きてゴミ処理作業員が死傷しても、すぐに再生復活出来るような究極の再生能力と、どんなゴミにも負けないパワードスーツすら不要の強靭な肉体を、ゴミ処理作業員全員に遺伝子操作して与えるしかあるまい。」
「うむ、それだ。原爆花火でバラバラにされて放射能にガンガンに侵されても、すぐに強靭に復活再生出来る、誰もが憧れる素適なゴミ処理作業員になってもらおう!」
「なんか…、この特殊メガネで見ると、ゴミ処理作業員の人数が増強されてかなりな大人数になっている様だけれど、それはそれで良い事なのだけれど、、、」
「ゴミのように小さくなっているんだよ、ゴミの爆発事故が起こる度にバラバラになって、そのバラバラになった肉片からまたそれぞれ五体満足の一人一人のゴミ処理作業員が復活再生するからね、パワードスーツを着なくても働けるほど強靭な作業員に改造されて、小さくても凄まじい力持ちにもなってはいるけれど…、幾度も起こるゴミの爆発事故で、人数はどんどん増えるがナノ単位のサイズにまで小さくなってしまっているんだ」
「うむ、む無…、裸眼だと見えん。。。ふわふわのゴミにしか」
「みんなごみんな」