「鬱病の治療で最適なのは小動物を飼う事なんですってね」
「そう、精神科の医師なんてフロイトがどうのうんちがどうの夢がどうのってごたくを並べるだけで実質的な治療は何一つやってくれないわ、しかも不適切な儲けるためだけの膨大な薬を意味も無く処方するだけよ」
「そうね、それから精神科の医師の中には真面目な人もけっこう居て、患者の話を聞いているうちに自分自身も精神病になってしまって自殺するんですってよ、医師の中で、いえ、世界の職業の中での自殺のトップの職業が精神科の医師なんですってよ」
「ばかげているわね」
「で、小動物を飼う事が鬱病の治療で最適なのよね、小動物の世話をする事で私が居なければこの子は生きていけないとか思って頑張る様になるのよね」
「そう、だからあんまり手のかからないイグアナとかザリガニとかじゃなくて、犬とか猫じゃないとだめなのよね」
「散歩とか遊んであげるとかで頭も体も動かす様になるからね」
「しっかし飼われるほうはたまったもんじゃないわよね、そういう生活でしか今の地球では生きられないしエサが欲しくて人間になついているだけなのに人間ときたら自分勝手な感情しか抱かないのよね」
「反省してもらうために彼ら人間を他の星の宇宙人のペットとして里子に出したらどうかしら?」
「そうね、そうしましょう」
《宇宙精神科に頼まれて地球の人間を小動物ペットとして飼うようにしたけど…》
《地球人ってなんてわがままな生き物なのかしらね、あたしたちなんともなかったのに鬱病になってしまったわ》