「あっ!!!! UFOよ」
「ほんとだわほんとうにUFOって居たのね!」
「うわさに聞くような複雑な動きをするわね、偵察とかしているのかしら?」
「あっまたすごい勢いでどっかに飛んで消えたわ」
「きゃっ!!!! 見て! 今度は大船団で来たわよ!」
「すごいすごいすごい今日はどうなっているのよ! またそれぞれが複雑な動きをして、またすごい勢いでどっかに飛んで消えたわ」
「また偵察だったの? しかも何十って数の全部のUFOが同じように複雑な動きをして偵察だけして地球には下りて来ないのかしらん?」
《パパが買ってくれたんだこの円盤》
《お、お前もか、良かったな、昨日みんなで地球に向けて円盤投げ競争したんだよ、今日もやるからお前も来いよ》
《うん。でもぼく初めてなんだ空飛ぶ円盤飛ばすの、うまく地球を回って戻って来るかなぁ?》
《大丈夫だよ、慣れるまで最初はちゃんとオートブーメランスイッチを押しておくんだな》
「なに? 今日もUFOが大船団で来たわよ!」
「ひとつだけ物凄い勢いで真っ直ぐに来るわよ、着陸するのかしら?」
「遠くで見てたから大きさが判らなかったけど、UFOってかなり巨大ね」
「こ、これは! 地球に着陸というよりも…」
《しまった! ぼく初めてなのにオートブーメランスイッチを押すの忘れてた!》
《あ〜あ、地球が木端微塵になって無くなっちゃったね、あそこは大気が有って円盤が複雑な動きをして面白かったんだけどな》
《ごめんよみんな》