女性は自分の体に接触し、安心する。 そういう生きものなのだ。 頬にそっと優しく触れる。 髪をゆっくり華麗に撫でる。 腕、脚をクリームを塗るようにまったりと摩る。 舌で唇を均等に湿らすように回転を加えながら舐める。 胸の匂いを呼吸とともにそっと嗅ぐ。 その仕草は女性特有のものだ。 自己を癒しているのだろうか。 しかし、今日のその女の触手は違った。 恥部を中心に激しく弄るではないか。 だが、女性特有の繊細な動きだ。 その女は一生男を必要としない。