「今日から君達地球人はここで暮らしてもらう」
「え〜、やだー、丸見えのビニールハウスじゃないのぅ、ギャルにこんなところで暮らせっていうのぅ?」
「あのね、君達地球人は宇宙戦争に負けたのだよ、しかも君達は我々から見たら下等生物なわけ、モルモットが恥ずかしがっても我々はなんも感じないからすっぽんぽんでうんちしたりえっちしたりしても全然いいよ」
「やだー、あたし絶えられないー」
「って、こいつ一ヶ月も経たない内に自分から男を求めてロードーシス行動してるじゃん。まったく下等生物なんだからー」
「うるさいわね、楽しみがこれしかないのよ」
「でもまあ地球では一応高等生物で文化ももってて君臨していたわけだから、家作りの基本のダンボールでも与えてやるか」
「そうだよ、早くよこせ」
「…、ビニールハウスの中にダンボールハウスを作ると思ったら」
「ミノムシファッションさ、かわいいだろ、もごもご」
「…」
「やばい、宇宙征服に忙しくてビニールハウスを何億年もほっぱらかしだ、だいじょうぶか?」
「おう、ひさしぶりだな」
「お、おまえまだ生きていたのか!?」
「このビニールハウス快適でな、死なないんだよ、でも進化はしたぜ」
「何億年も経っているのにミノムシファッションのままじゃないか」
「良く見ろよ、ダンボールそのものに擬態進化したんだぜ、凄いだろ」
「…、う、うん凄いよ」
「ビニールにも擬態できるだぜ、もうこれで恥ずかしくないよ」
「…、それだけのための進化か…」