「めいっぱい食べても、スイーツは別腹にちゃんと入っちゃうのよね」
「そうよね不思議よね」
「別腹ってほんとに有ると思える程に最近いっぱいスイーツが入っちゃうのよ」
「あら、 ってあなたほんとにお腹だけが二つ有るみたいに大きくなってない? 太るというよりもまるで妊婦みたいよ」
「そうなのよどういうことなのかしら? 男を受け入れた覚えは無いわ。ペットと寝ているだけだもの」
「え!? 産まれそうなの?」
「そうなのよお願い手伝って! もちろん違うと思ってて、一時的なメタボだと思ってて産婦人科にも通ってなかったのよ、それにもう出ちゃいそうなの、間に合わないわ」
「出て来たわっ!!!!! わっ!!!!!」
「どうしたの?」
「ほら」
「なあに!? 人間じゃないじゃない!」
「あなた自分でわからなかった? 産道が二つも有ったわよ」
「えっ! じゃあ本当に別腹がもう一つ有ったって事なのね!!!!」
「この子…」
「そうよ、最近ペットとして売り出された宇宙犬よ、ペットショップで去勢を進めれたけれど、かわいそうなのでそのままにしておいたのよ、まさかこんな能力があったなんて…」
『グルル』
「やだ、今度はあたしを狙っているわ」