ss1005 犬畜生
「癒されるな」
「癒されるわね」
「ペットとお揃いのペアルックだね」
「ええ、裸じゃかわいそうだし頭の上でちんちんがぷらぷらしてるってのも嫌だからね」
「そうだね、彼等には毛皮が無いからね、あ、うんちしたがってる」
「ちゃんとビニール持って来た?」
「もちろんだよ」
「慣れたもんね」
「えへへ」
「やばい、今度はメス人間よ」
「どうどうどうどう」
「馬じゃないんだから」
「ふう、美人じゃなくて良かった」
「そうね、かわいい娘だったら大変よ」
「ちゃんと去勢手術は施してあるんでしょうね」
「もちろんだよ」
「そろそろ公園ね、ボールとかは持たしてあるわね」
「ほら、上に二つ」
「ぶっとばすわよ」
「ごめんごめん」
「この子」
「そう、高校球児でピッチャーだからコントロールは抜群だ」
「高かったでしょ」
「君のためなら」
「まあ」
「しかしコントロールといえば、僕等に脳波コントロールされているとも感ずかないんだからな」
「いいじゃない地球の覇者気分になっているんでしょ? そういう設定にしてあるんでしょ?」
「そうだよ」
「うふふ」