ss1002 殺してでも |
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「男は相手の女を殺してでもやりたい」 「異常だわ、生物人間として異常な行為だわ。本来の目的を逸脱した物凄く異常な行為だわ」 「ほんとよ、まったくどうなっているのよ」 「でも最近草食系の男ばかりでそういう犯罪は減っているわ」 「女のほうが肉食系になっているわよね」 「そうね、そのうち相手の男を殺してでもやりたいって事になるのかしら?」 「どっちにしろ他の生物では有り得ない異常な行為よ、高等な生物になるとそうなっていってしまうのかしら? 宇宙人なんかみんなもっと凄い殺し合いをしているのかしら? 宇宙人がほんとに居るのかどうかわからないけどね」 「もっと高等になってゆく人間を絶滅させないように、一人の人間をミミズの様に両性に改造したらどうかしら? 性衝動を相殺したり、まあ…自己解決とかしてうまくいくんじゃないのかしら?」 「それは良い考えね」 「両性の人間、出来たけど…」 「自殺するのね…」 「やっぱり地球自身が自分の体の生態系を守るために高等な生物を殺そうとしているのよ」 「そうかも知れないわね」