ss1000 変態する宇宙人
「ぎゃあああ〜痛てぇえ〜 なにしやがるんでい!」
「あら、ごめんなさい。あなた宇宙人だったのね、地球人に化けていたのね、爪が伸びていたから切ってあげようと思ったのよ」
「まったくもお」
「もしかして爪だけじゃなくてその長いむさくるしい髪にも神経が通っているの?」
「あたりまえだよ、地球人に化けてるだけなんだから髭にも胸毛にも腋毛にもちん毛にも神経が通っているよ」
「器用ね」
「うん。」
「あたしたち地球人みたいに神経が通ってない所って無いの?」
「無いよ、僕は変身する宇宙人だからね」
「地球で生きてゆくのに問題は無いの?」
「うん。さっきみたいに君に切られなければね」
「うふふ、じゃあ、こんなものにも神経が?」

『むりむりむりむり』

「うんちだね」

『むりむりむりむり』

「まあ、面白〜い。でもやっぱり切り落とせないのね」
「うん。」
「でも匂いがしなくて良いわね」
「うん。」
「でも、ずっとうんちがぶらぶらしてて、まぬけね」
「…」