ss0989 らんらんらん♪
「君の脚、カモノハシのように綺麗だね」
「あのねえ、それを言うんなら、カモシカかもしか?」
「すんまへん」
「あ、」
「どうしたの?」
「あんたら男にはわからないけど、卵が卵管から…」
「聞いた事あるよ、女性の中にはそれがわかる人が稀に居るんだってね、君凄いよ」
「あたしもう卵を無駄にしたくないの」
「プロポーズは僕の方からしようと思っていたのに」
「あら、勘違いしないで、卵を流さずに全て取り出して保存して欲しいのよ、あたしって優秀な遺伝子の女でしょ? 勿体無いと思う訳よ」
「なるほど、そうだね、でも精子の様に簡単にとはいかないよ、それに人間の卵子は物凄くちっちゃい。だからまずもう少しだけ大きく発見し易い様にしなければね」

「カモノハシの気持ちが良くわかるわ」
「遺伝子操作成功だよ」
「卵を産む哺乳類って、地球上でカモノハシとハリモグラだけだったけど、ヒトもこれで三種目として仲間入りね。なんか卵って言うか三種ともぷよぷよな塊なのね」


「お母さんあたしこの服が着てみたい」
「やめときなさい。そのへそだしルックというのはへそがあるから着こなせるものなのよ」
「ふ~ん、あたしもかわいいおへそが欲しかったな~」
「…」