「宇宙戦争をやる宇宙人たちは金持ちだな、こんなすごい武器を買えるんだからな、わたしも含めてだが…
プロトンガン、パラライザー、ニールドガン、ヒートガン、フォノンレーザーガン、ニュトロンガン、ディスティングレーター、マイナスエントロピーガン、ブラスター…
宇宙が幾つ有っても足りないな
もちろん利権争いで戦争は続いている。
種を超えて全員家族親戚にしてしまえば争い事は少なくなるんだろうが…
骨肉の争いってのもあるけど、ひとまず敵も味方も無く貧しい者も富めるものも関係なく、宇宙の帝王になりつつあるわたしの子供として認知してしまおう。そうすれば確実に宇宙戦争は少なくなる筈だ
子供は宝だからな、認知しまくるぞ」
「認知症…」
「変な言い方するなよ、確かにわたしはじじいだが、宇宙の平和のために誰彼構わずみんなわたしの子として認知する事にした。辺境の地にすむ野蛮人の地球人たちまでも、わたしの子として認知しようと思う」
「実は敵の宇宙人のボスも同じ行動に出ています。地球人たちは金の魅力に惹かれてへこへこと既にそのボスの子らとして認知されてしまいました」
「なんだって!?」
「数の論理です。負けてはなりません」
「いや、わたしは宇宙の平和のために…」
「ほんとの認知症にしてしまいますよ、それに敵のボスよりもあなたのほうが年上です。子供になるという事も出来ません」
「…、つまりわたしのほうが有利という事か」