「18メートルの等身大ガンダム… 撤去か」
「今度は手塚治虫のミクロイドSを等身大で作るというのはどう? ちっちゃいから撤去しなくても大丈夫よ、探すのが大変だけど」
「どうせならミクロの決死圏のメンバーを等身大で作ってほしいな」
「ちっちゃすぎて作れないわよ」
「そ、そうだな、顕微鏡も設置しないといけないしな」
「ナノテクノロジーも発達しているから動くミクロイドSくらいなら簡単に作れちゃうわよ、虫のおおきさだからね」
「でも、やっぱりおっきくて迫力のあるのが良いよ」
「まあ、そうよね、じゃ、今度はおっきくても綺麗で可愛い女の子が良いでしょ?」
「マクロスに出てくる巨大な女の子だね、あの大きさなら内部までリアルにナノテクノロジーで生体として作れるかも知れないね」
「そうね、今の技術なら人間の大きさの生体は無理でも、巨大な人間なら生体として、生きた人間として創造出来ちゃうかもね。あたしたちが新しい人間を創造する神様になれるわよ」
「美しい。巨大な女の子できちゃったね」
「いきなり大人として造っちゃたから言葉はまだ覚えてないわ、生活の仕方もこれから教えないとね。やっぱり、おなかすいたって顔しているわ」
「食べるね」
「でも、おおきさからしたら少食だわ、スイーツもどうぞ」
「食べるね」
「スイーツは別腹だからね」
「なんか変な顔しだした」
「うんちとおしっこね」
「…」
「出るね」
「出るわね、プールがいっぱいだわ。それに月に一回赤いのも出るわよ」
「生きものだから…」
「撤去はできないわよ」