「カエル型の宇宙人も居るんだな」
「うん、地球のカエルは人間が研究室内で感染させたしまったカビの為に絶滅させてしまったけど、宇宙は広いな」
「ああ、あ、サンショウウオ型の宇宙人も、イモリ型の宇宙人も居る」
「ほんとだ、両生類型の宇宙人ってけっこう居るんだな、再生能力が強いからかな？　宇宙で生き抜くにはそれくらいタフじゃないといけないという事かな」
「うん。でも、サンショウウオ型やイモリ型は腕を落としたり目を失ったりしても再生するだろうけど、カエル型はどうなんだろ？　かつて地球に居たカエルは実験室で神経をむりやり増やしてやってから手とかを切断した時のみ再生したけど？」
「そうだったな、同じ両生類でも再生能力の差が有るんだったな」
「よう、地球人。なに僕達をじろじろ見て居るんだい？」
「あ、カエル型の宇宙人さん。失礼しました。カエル型の宇宙人さんの再生能力はどうなのかなって思いましてね」
「ああ、知っていたんですね、ええ、他の両生類型の宇宙人よりも再生能力は低いです。遺伝子操作で神経量を増やして再生能力を高めて対処しています。あなた方地球人さん達は？」
「僕ら地球人もタフに宇宙で生き抜く為に遺伝子操作技術の恩恵を得ていますよ。太古から居て地球上最強生物と言われるゴキブリの遺伝子と融合しました。ダースベーダーみたいな姿になっちゃいましたけど」
「どうりでおいしそうな匂いがする訳ですね」
「捕まりませんよ」
「どうかな、地球のカエルの仇は打ちますよ」