ss0941 ごちそう
「これは… 金色に輝いてて綺麗だな」
「それに良い匂いだわ。甘い香りよ」
「食べられそうだな」
「食べられそうね」

「うおっ…」
「おいし〜この世のものとは思えないわ!」
「ほっぺたが落ちそうだ」
「そんなべたな表現はやめて、究極よ究極のおいしさだわ」
「そうだな、一点の欠点も無い究極のおいしさだ。おお、なんか元気ももりもり出て来たぞ!!」
「凄いわ凄いわあたしの腸からすっと無駄なく吸収してエネルギーに変えちゃうって感じよ!!」
「こんな凄い食べ物が毎日食べられたら天国だな」
「そうね、天国だわ」

《まじかよこいつら、また俺のうんち喰って感動しているよ》
《神様、神様の体には不用となった物質でも、彼等にとってはまだまだ栄養が残されているのです。昆虫の糞転がしと同じなんですよ》
《そうか、じゃあ、おしっこも流さずに残しておいてやるか》

「これは… 金色に輝いてて綺麗だな」
「それに良い匂いだわ。甘い香りよ」
「飲めそうだな」
「飲めそうね… ここって天国だわ〜最高!!」