ss0930 怪奇日食 |
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「塩・コショウしかないけれど、良いかしら?」 「いいよ」 「六分間もあるからちゃんと残さず食べられるわよね」 「うん、がんばって食べるよ」 「やけどしないでよね」 「ありがとう。だいじょうぶだよ、ふーふーふーふーしながら食べるから」 「どう? 吐き戻せるかしら?」 「うん、なんとかやってみるよ」 「飲み込んじゃだめなのよ」 「わかっているよ、反芻って言うんだよね、これ」 「そうよ」 「あ」 「ちょっと飲み込んじゃったみたいだけど、大部分は助かったから、ま、良しとしてあげるわ」 「ごめんごめん」 「つーか、これは…、前より良くなったかも知れないわね」 「ん?」 「地球温暖化を気にしなくてもよくなったみたいだわよ、人間は」 「現代人には氷河期くらいの日照率が丁度良いって事なのかな?」 「でも、次回はちゃんと気を付けてあげてね」 「うん」 「あ、でも、人類の活動ってけっこううざいから冷凍保存ってのも有りかもねぇ」 「…」