「やめろっ!」
「いいじゃないか、腸で出来た腸ネクタイだ」
「何考えているんだ」
「いいじゃないか、おなかがすいたらお肉を詰めてウインナーにだってなるんだぞ」
「何自慢しているんだ」
「って、きみだってきもいネクタイしているじゃないか」
「いいんだ、オーソドックスにヘビのネクタイだ」
「ん〜んと」
「もちろん毒を抜いてからだ、おなかがすいたら食べるよ」
「そうだよな、ネクタイなんて無駄な飾り誰が考えたんだよな、実用的に口に近いから携帯食料に変えたほうがいいよな」
「いや、まてよもともとは汗っかきの人にすぐに顔を拭けるハンカチの代用として開発されたものかもしれない」
「なるほど、そうかもしれないな」
「それとも、ネクタイって、営業に失敗した時にすぐに死ねるようにと開発されたものなのかな?」
「なるほど、きっとそうだろう」
「でも、せっかく首にぶる下がっているんだからもっとハイテクなものにして有効活用したいものだな」
「たとえば?」
「社員証やあらゆる交通機関のパス、買い物、取引のパスになってくれると楽だ」
「そうだな、それはいい。手がふさがってても大丈夫だ」
「そしてネクタイピンにはカメラ機能を付ける」
「そっちが目的か」