ss0838 パワードスーツ
「アフロいきま〜す」
「いってらっしゃ〜い」
「あのね、ちみも一緒にパワードスーツ着て作業に行くんだってばさ」
「わかっているわよ、今着ているから見ないでよ」
「あ、ごめんごめん」

「ち、ちみ、それはなんだね」
「かわいいでしょ」
「…、というかそれはまずいでしょう、宇宙で作業しに行くっていうのにさ」
「顔がにやけているわよ、でも、やっぱりパワードショーツはだめかしらね」
「当たり前だよ、なにかんがえてんのぅ」
「時間がないから、この上にパワードドレス着るわね」
「あのね、あのね、宇宙空間に作業しに行くんだってばさぁ」
「わかっているわよ、スターダストの回収でしょ? まったく乙女にそんな仕事回しちゃって信じられないわ、もぅ、ドレスが汚れちゃうけど、まあ大丈夫よ」
「え、しかしそんなにスカート広がってるし、めちゃめちゃ幅とってるし、作業できないっしょ」
「いいのよ、今日はあたしが監督よ」
「わかったよ、なんでもいいから早くしてくれ、あ…」
「ちょっとまっててよ、今パワードブーツも履いているんだから」