「麻薬じゃないよ」
「ええ、何万人もの人間の犠牲でたったこれだけしか抽出出来ないのね」
「うん、天然の脳内麻薬物質だ。出産の時や極度のストレスを感じた時に色々な組み合わせで効率よく脳内に放出される。だから特に女性から抽出した」
「最底辺のサヴエジからとはいえ、怨まれるわよ、女の怨念は凄まじいんだから」
「って、その完璧な天然の脳内麻薬物質を快楽のためだけに大量に消費しているのは君じゃないか」
「てへへ、だって後遺症もなくて、こんなに素晴らしい新世界に連れて行ってくれるものってないんですもの」
「魔女!」
「なんと言われようとも止められないわ」
「しかし恐ろしいよな、天然の脳内麻薬物質を効率よく収集するために彼女らは定期的にストレスにさらされる。暴力であったり、レイプであったりする」
「さうね」
「恐怖や痛みを慣れさせない様に、絶妙のタイミングを見計らって凄まじいストレスを突然与えられる」
「さうね」
「魔女!」
「なんと言われようとも止められないわ」
「あれ、なんのビデオ見ているんだい?」
「天然の脳内麻薬物質を服用する時に見るの、彼女等サヴエジが暴行されている時の映像よ、断末魔のような表情と叫びがなんともいえないの」
「魔女!」
「あら、あなた、男優として出てるじゃない?」
「あ」