「この女、動きが変じゃねえか？」
「手足が長い娘ですね、これは…、蜘の動きですよ」
「蜘女か…、ついに犬猫のＯＳだけじゃなく、昆虫のＯＳをも投入してきたか、しかしなんでまた…」
「う、こっち見た。あ、ぼくらを獲物として認識したみたいですよ」
「あぐっ」
「まじですか、おしりから糸を出しましたよっ!!」
「うぉぉ」
「まじですか、あっという間にぐるぐる巻ですよ」
「ほぉぉ」
「そうですね、なんか気持ち良いですね」
「うぅ〜ん」
「擬似的みたいですが、美女に喰われるのって…、良いかもしれませんねぇ〜　はぅ」

「ＯＳ作るやつらもマニアックだなぁ、昆虫シリーズ気に入ったよ、おお、いっぱい出てるんだなぁ」
「セミのＯＳって…、あ、淋しがりやに最適とかパッケージに書いてある。でも、うるさいんだろうなあ」
「蟻か…、企業の経営者向けのようだな、従業員をみんな働き者の蟻にしてしまえば経営者は楽になるという発想なんだろうけど、昆虫だぜぇ」
「アプリケーションソフトでなんとかうまく調整出来るようですね、様々な職種のソフトをオプションでインストール済みにしてから出荷するようですね」
「う〜んと」
「なに蜘女のアプリ探してるんですか」