ss0796 霊魂
「最新のゲーム機ほしいなぁ、じいちゃんかってくれよ」
「こないだ買ってやったばかりじゃろ、あ〜あ、ぞんざいにしおって、物を大切にしていれば、どんなものにも霊魂は宿るもんじゃよ」
「じいちゃん、バカな事いってんなよ、んなことあるわけないじゃん」
「にゃにい〜許さんぞ、お仕置きしてやる」
「うわっなにするんだくそじじい!」

「どうじゃ、お前の意識を電子化して、便器にしてやったぞ」
《ぎゃ〜なんてことしやがるんだくそじじい!》
「安心しろ電子化が進んだ最新の便器だ」
《そういう問題じゃねえだろ》
「さっそくわしがクソをしてやろう」
《ばかやろうやめろぎゃ〜》
「おお、さっぱりした。肛門めがけて出てくるお湯の角度といい、量といい、温度といい最高じゃ! 紙で尻まで拭いてくれる。いや、ごくろうごくろう」
《なにがごくろうごくろうだ! 早くもどせ!》
「まあまてまて、もどすのはいつでもできる、女子高の便所に設置してやる」
《…、じいちゃん、これからは物を大切にするよ、ありがとうじいちゃん》