「宇宙人って、地球人と全然変わらないのね、結婚して子供も作れるなんて…」
「でも、肌の色が…、というか、肌に模様がついているじゃないか」
「ほんと、おもしろいわ、地球の猫族でいえば、ぶちとか、みけとか、それから縞模様のトラが居たり、丸模様のチーターが居たり、輪模様のジャガーが居たりって感じね」
「体の大きさも様々だ、猫のような小人も居れば、巨大なトラのような宇宙人も居る」
「…」
「そう、草食とかで、おとなしい宇宙人も居るけど、肉食で狩りをする宇宙人も居る」
「でも、地球の猫族と同じように同族系統の肉は食べないようにしているのね、よかったわ、狩りをするタイプの宇宙人に食べられなくて」
「でも、地球人が安全とは限らない、食べはしないが、地球の猫族と同じように殺し合いはするだろう」
「そうね、ライオンがチーターやジャガーを追っ払う映像とか見た事があるわ、足が速かったり、細い木に登れたりでかわしていたけど、食べ物と生活圏が重なってるとそうなるのね」
「ライオンがハイエナを殺すところを見た事があるよ」
「えっ! ハイエナって、猫族だったの? 犬の仲間だと思ってたわ、でもなんか美しくないわ」
「ライオンはもちろん同族である猫族のハイエナは食べない。生き方や外見が気にくわないから殺すだけとも考えられている」
「地球人がハイエナタイプじゃない事を祈るわ」