「地球に来ている宇宙人ってどういうタイプだと思う？」
「え、え〜と、なに突然」
「宇宙人の殆どは旅をしない定住タイプなんだけど、旅をするタイプが地球に来ているんだ。しかもその旅をするタイプもいくつかの典型的なタイプに分ける事ができるんだよ」
「ああ、なるほど、インベーダータイプとか、ＥＴみたいな友好タイプとかだね」
「そうそう、でも、地球に今来ているのはそんなタイプじゃないんだ」
「えっ、そうなの、他にどんなタイプの宇宙人がいるんだろう」
「人間の体の細胞で例えるなら、宇宙人の殆どは常細胞で細胞どうしがくっついてて移動できない定住タイプで、地球とかに来れる移動できるタイプというのは、君の言ったインベーダータイプの癌細胞や白血球、ＥＴみたいな友好タイプは、栄養を運んでくれたり助けたりしてくれる赤血球や血小板といったところで、今地球に来ているのは…」
「あっ、わかった。卵子タイプの宇宙人か、精子タイプの宇宙人が来ているんだね」
「正解！」
「えっと、精子タイプ？」
「正解！」
「母なる地球の周りには…　無数の精子タイプの宇宙人が！！！！」
「正解！　正解！！」
「うざってぇ〜」