ss0728 究極のメカマニア
「機械好きの人って、気になる機械が手に入ると、必ず分解するんだよな」
「恐ろしい」
「なんで? 写真に撮ったり、図に起こす人も居る。好きなんだな」
「超恐ろしい」
「なんで?」
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」
「ああ、解剖図か、たしかに人体も機械だ。最高に精巧に出来た機械だよ」
「恐ろしい」
「確かに恐ろしいけど、機械として見ていたんだろ、レオナルド・ダ・ヴィンチは」
「レオナルド・ダ・ヴィンチはホモだった」
「… そ、そうだったな、当時、ホモがばれたら神を冒涜する行為とされて、死刑にもなったくらいだ」
「やつは学術、芸術と称して、男の体を執拗に解体しているぞ、もちろん王侯貴族のコレクション向けに女も解体しているが、それはたてまえだ」
「確かに男の体、そしてちんちんの詳細な解剖図は有名だ… 後世の医師による解体にも無いくらいに」
「あのやろう」