「こ、これは…！　エイリアン！？」
「そうだ、我々と同じタイプのエイリアンだ、ずいぶん綺麗に保存されていたものだな」
「そうですね、この日本という国の国土は雨が多く弱酸性で、土葬された骨は殆ど残らないのに…　これは完璧な骨です。特に前後に長い頭部は綺麗に保存されています」
「このエイリアンがずっと長い間、この日本という国に棲み付いて居たんだな、日本全土に居て、奴隷として働らかされていたんだな」
「そうです。かわいそうに、彼らエイリアンとは似ても似つかない、扁平な、頭が横に広い、ほんの一握りの別種族のやつらに支配されていたようです」
「結局日本では、この多数派だったエイリアンは絶滅してしまい、扁平な種族だけになってしまった」
「我々としては、敵討ちをとりたいところだな、今残っている扁平な種族を滅ぼしたい」
「そうですね、やりましょう！」

「日本人を滅ぼしてしまった後で、なんですが…」
「そうだな、やっちまったな」
「発掘されたエイリアンも、扁平頭の日本人も、同じ遺伝子をもっていました。もっとよく調べるべきでしたね」
「日本人は栄養不足になるとエイリアン頭になるようです」