ss0720 スーパーウーマン
「排卵期がわたしたち女性として一番生き生きする時だわ」
「そうね、視覚、聴覚、味覚が敏感になって、自信に満ち、なにごとにもやる気満々になるわ」
「そして、月経時、それら全てが鈍化してしまう…」
「落差が激しいわね、排卵期の精神状態、身体状態がずっと続けばいいのに…」
「排卵の命令を出す脳の視床下部やホルモンを出す下垂体を、人工的にコントロール出来るようになればいいのよ」
「そうね、卵がもったいないから擬似的にうまく、騙す様な方法がいいわ」

「スーパーウーマン!」
「完璧だわ!」
「レベル調整も出来るのね」
「今、視覚、聴覚、味覚を最高レベルに調整してあるわよ」
「ありがとう! すばらしいわ! すばらしい感覚だわ!!!!」

「…? このララーみたいな額のダイヤルは何」
「そのダイヤルでレベル調整出来るのよ、常にやる気満々だと疲れちゃうかもしれないでしょ、そして、そのダイヤルを一気に押し込むと月経時と同じ状態に瞬時になるわ」
「月経時と同じ状態? 瞬時に? そんなのは必要ないんじゃない?」
「今、あなたは、絶対にしたくない男とでもしたい状態にあるの」
「了解!」