ss0645 一万年
「今の穏やかな気候、生物にとって快適な気候は一万年も続いている」
「うう〜ん、地球の長い歴史の中でこんなに安定した期間が一万年も続くとは…。これはほんとうはかなり異常なことなんですよね、地球にとっては」
「うん、人間は地球温暖化がどうのこうの言っているけど、気温が数年で1℃2℃上がるなんて、また逆に1℃2℃下がるなんて日常茶飯事な事だったのに、それについちょっと前まで今は間氷期ですぐに氷河期がくるとか騒いでいたのに、議論はすっかり地球温暖化一本なってしまった。毎年異常気象とか自然の猛威とか言ってるけど、これまでの地球の歴史から考えたら全然穏やかなんだよね」
「本来今が氷河期にさしかかっててもおかしくなかったんだったら、人間の活動のおかげで氷河期にならなかったということで、喜ぶべきことなんじゃないでしょうかね」
「このままうまく調節していけば、まだまだこの先一万年も快適な気候を維持出来るんじゃないのかな」
「快適な気候がそんなに続くと、生きものは進化しなくなっちゃうんじゃないかな」
「うう〜ん、そして、みんなおきらくごくらくに暮らして、脆弱な体になっちゃうのかな」
「宇宙人が攻めてきたら、一発でやられちゃうね」
「そろそろ人類に試練を与えないとならないかな」