ss0634 宇宙服
「宇宙服って進化したものだな、小型の核反応炉を動力源に、宇宙空間をジェット推進で自由に飛行出来るし、エネルギーバリアーだって完璧だ。そして内部、外部の重力をコントロールする事も出来る」
「オプションで各種レーダー、プロトンバズーカ、ビームサーベルとかを搭載出来て、宇宙戦争にも起動歩兵としてすぐに参加出来る」
「でも、一番スペースと技術を要したのは生体維持装置だよな、点滴による自動食料供給装置、排泄物マイクロ消去装置… 人体を維持するのって物凄く大変なんだよな」
「そうだな、コストがかかりすぎるよな」

「あれ、今回の宇宙塵年末大掃除は随分たくさんの人員が投入されたものだな、大丈夫かコストは?」
「大丈夫だよ、彼らは中身が無いのさ、宇宙服だけで遠隔操作で動いているんだ」
「… 彼らは中が空洞のロボットという事か」
「人間は滅びてロボットの時代が来るかもな…」

「中が空洞… どうするよ」